立秋から始める秋の「うるおい体作り」(経穴編)
2026/08/19
前回は、秋の乾燥に備える「食事」のポイントをお伝えしました。
今回はさらに一歩進めて、体の内側から調子を整える「経穴(ツボ)」のお話です。
立秋を過ぎても残暑が厳しく、エアコンや冷たい飲食物で胃腸が冷えたり、だるさが抜けなかったりする方も多いのではないでしょうか。
鍼灸の世界では、今の時期のケアを「夏のリセット」と「秋の準備」の2つに分けて考えます。
・ 夏の後始末:冷えや暴飲暴食で弱った胃腸(脾胃)を温め、消耗したエネルギーを補う
・秋の準備:乾燥に備えて身体の「潤い」を養い、肌や喉の粘膜を守る
不調が本格化する前にツボを優しく刺激して、季節の変化に対応できる身体を作っていきましょう!
1. 夏のリセット!胃腸の冷えと疲れをダメージケアするツボ
まずは「夏の疲れが残っている」「冷えで胃腸が弱っている」と感じる方におすすめのツボです。
中脘(ちゅうかん)
場所:みぞおちとおへその中間。
こんなときに:夏バテで食欲がないときや、胃の調子が悪いときに。張りがなかったり力がないと感じたら、優しく温めたり押したりして胃腸を整えましょう。
足三里(あしさんり)
場所:膝のお皿の外側の下から、指4本分下がったところ。
こんなときに:胃の活動を高め、身体の疲れを補う養生の代表穴です。
三陰交(さんいんこう)
場所:内くるぶしの一番高いところから、指4本分上のすねの骨のきわ。
こんなときに:冷たいものの摂り過ぎによる冷えやむくみ、女性特有の不調に効果的。デスクワーク中にも押しやすい位置です。
2. 今から始める秋の準備!うるおいを養うツボ
次に、これからの季節に向けて「乾燥に強い身体」を作るためのツボです。
太淵(たいえん)
場所:手首のシワの上、親指側のくぼみ。
こんなときに:呼吸器系や「肺」の気を養う秋を準備する要。のどや肌の乾燥が気になり始めたら試したいツボです。
太渓(たいけい)
場所:内くるぶしとアキレス腱の間。
こんなときに:身体の根本的な「潤い」を補うツボ。下から潤いを支えることで、秋の乾燥から身を守ります。
ツボ押しのポイント!
押すときは「痛気持ちいい」と感じる強さで、息を吐きながら5秒ほど優しく圧をかけます。お風呂上がりなど、身体が温まっているときに行うのも効果的です。
また、夏の冷房で冷え切った身体には「お灸」でツボを温めるケアもぴったりです。
日々の食事と合わせてツボ押しやお灸を取り入れ、「不調になる前に整える」習慣で心地よい秋を迎えましょう!
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